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青果担当バイヤー

プロローグ

入社後は店舗で、野菜・果物・生花を担当する青果部門に配属されました。どの商品もスーパーの入口に設置されるため、「スーパーの顔」とも言われる部門です。自分が作った売り場で実際に売上が上がるのを見るのが当初は一番のモチベーションでした。青果部門のチーフとして異動した加古川店(兵庫県)で、青果部門の売上が全店3位だったのを1位に押し上げることができたのは非常に嬉しかったですね。青果部門の商品は、日によって仕入れ価格が変動する特殊な相場事情があるので、毎日競合店を調査して売価を調べながら、相場が上がって他店が価格を上げそうなタイミングで私は価格を下げるなど、データと経験を武器に日々勝負していました。その後、青果部門のSVになり、10店舗とRSCを使った遠隔サポートをしていた九州・北陸の店舗を含めた13店舗の青果部門を担当していました。各店舗の店長は店舗全体の運営・数字責任を負っていますが、私はSVとして青果部門の売上目標達成の責任をおっており、各店舗を巡回しては店長や部門の担当社員と協力しながら数値改善・売り場改善に取り組んでいました。その後、青果部門の「生花」を担当するバイヤーになりました。ちなみに、28歳の最年少バイヤーです(笑)

バイヤーの仕事とは?

市場が休みの水曜日と日曜日を除いて、毎日岡山と姫路にある市場に通っています。生花は2つに分けられるのですが、「切り花」が7時30分から、「鉢」が9時からセリがスタートします。当社は「1円でも安く提供する」ことが命題のため、いかに安く仕入れるかがポイントになりますね。
どの花を、どの分量仕入れるかは日々異なります。毎日各エリアの青果部門を担当しているSVから「花の種類、量、仕入値」が記載されたオーダーが届きます。SVは競合店調査の結果と利益確保の両面から仕入値を指定してくるので、私はそれに見合った金額で仕入れる必要があります。また、SVからのオーダー以外では、自らの判断で売れそうな花を見つけては仕入れています。ただ、青果部門のSVを担当していた時も生花は担当していたのですが、私自身は売上規模の非常に大きい「野菜・果物」に力を注いでいたこともあり、生花自体はあまり詳しくないまま生花のバイヤーになってしまった経緯があります。そのため、自分の判断で生花を仕入れるとなった時にはゼロからの勉強、という状況でした。
市場で商品を仕入れた後は、本部に戻って主に分析作業を行います。各店舗に陳列された各商品の数・売れ行きなどの販売データをチェックします。私自身が想定している推移でお客様が購入してくだっているかが非常に気になりますね。切り花に関しては非常に足の早い商品なので、想定した推移で販売できなければ値引きロス・廃棄ロスに繋がるリスクがあります。私にオーダーしてくるSVは青果部門全体の数字目標を追っていますし、店舗全体の売上目標を追っている店長も、利益を押し下げる要因であるロスだけは絶対に出したくないという心情です。
データ分析を行う理由はもう一つあります。私自身が「花」を見極める能力を高める必要があるからです。絶対に売れると思った商品が売れないことがあるのです。仕入れて店舗に卸した各商品の販売状況を確認し、市場で仕入れる際の参考にしていく必要があるのです。私自身の感覚だけでなく、データを参考にすることでより良い商品をお客様に届けていきたいと考えています。

学生さんに一言

同じ時間を過ごすのであれば、より密度の濃い時間を過ごさなければ勿体ないと考えて、仕事してきました。SV時代に店舗を循環していた際、「この人は凄い!」と思った後輩はみんな圧倒的に高いモチベーションで仕事をしていました。私よりも努力していると素直に感じましたね。入社したら何を任されるかは誰も分からないので、就職活動時には「何をしたいか」を突き詰めるよりも、「どうなりたいか!」を突き詰めて考えたほうが、その後も高いモチベーションで仕事ができるのではないかと思います。実際に私が凄いと感じた後輩の中には、最短で青果部門のチーフに昇格するなど、結果も出ていましたし。私のように若くても責任ある仕事を任せてくれる会社なので、モチベーションが高い方には良い会社だと思いますよ。

社員

岸本バイヤー

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